韓国軍によると、訓練には韓国空軍のF35A、F15K、KF16、FA50などの戦闘機が参加し、午前10時5分ごろ、KF16から爆弾8発が誤って投下され、射撃場の外に落ちたという。
この日訓練に参加したKF16は2機で、爆弾をそれぞれ4発ずつ搭載していた。2機が搭載していた8発すべてが正常に投下されなかった。
空軍は、朴棋完(パク・ギワン)参謀次長を委員長とする事故対策委員会を立ち上げ、事故の経緯や被害状況などを調査している。
誤って投下された爆弾は建物や橋梁の破壊などに使われるもので、サッカー場程度の広さに殺傷能力が及ぶ威力があり、無誘導方式で投下される。
無誘導方式の爆弾は地上からの指示でパイロットが投下する。非正常な投下は地上からの指示、パイロットの機器操作、機体のコンピューター、爆弾の装着状態などに問題があった場合に発生するもので、今回の事故の正確な原因は今後の調査で明らかになる見通しだ。
爆弾は午前10時5分ごろ抱川市内の路上に落ち、教会の建物など7世帯の民家が被害を受け、4人が重傷、3人が軽傷を負った。
事故発生当初から関係当局は、戦闘機による誤爆事故の可能性を提起していたが、空軍は発生から約2時経っても事故の有無についてさえも明確に回答しなかった。
投下された8発のうち、何発が事故地点に落ちたのかなど、詳細も分かっていない。
空軍は民間に被害が発生したことに対し謝罪し、「被害に対する賠償などすべての必要な措置を積極的に実施する」と述べた。
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