中国の中小企業発展指数、2月は全体的に上昇…「景気水準回復」＝中国報道

中国中小企業協会が12日に発表したデータによると、2月の中国の中小企業発展指数は前月比0.8ポイント上昇の89.8だった。

企業の稼働率が上昇した。サンプル企業を対象とした稼働率の調査によると、稼働率50％以上の企業が全体の8割近くにのぼった。うち、フル稼働企業が同7.2ポイント上昇の52.5％となり、5割を突破した。

項目別では、企業の展望を示すマクロ経済体感指数が0.5ポイント増、総合経営指数が1.1ポイント増、市場指数が0.8ポイント増、コスト指数が0.2ポイント増、労働力指数が0.6ポイント増、投入指数が0.4ポイント増となった。また、資金指数と利益指数が下落から上昇に転じた。それぞれ、前月より1.0ポイント、1.3ポイント上昇した。中小企業の景気水準が回復傾向を維持している。

業種別指数も全体的に上昇した。工業が0.7ポイント増、交通運輸業が0.5ポイント増、不動産業が0.4ポイント増、卸売小売業が1.1ポイント増、社会サービスが0.5ポイント増、情報伝達ソフトウェア業が0.8ポイント増だった。建設業と宿泊・飲食業が下落から上昇に転じた。それぞれ、前月より0.8ポイント、1.0ポイント上昇した。各業界の運営は着実に向上している。