【ソウル10日聯合】国家情報院は10日の国会情報委員会で、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康状態に関連し、先月14日以降に循環器系に異常が生じ手術を受けたが、現在は好転した状態だと報告した。同委員会所属の李チョル雨(イ・チョルウ)ハンナラ党幹事が伝えた。
 国家情報院は、金総書記は集中治療を受け、現在、病状はかなり好転しているとの情報を入手していると明らかにし「言語にはまったく障害がなく、動くことは可能だと把握している」と報告したという。病名については、金成浩(キム・ソンホ)国家情報院長が「脳卒中または脳いっ血とみられるが、特定は困難な状態」と述べた。手術は外国人医療陣が行ったとされる。北朝鮮内部の動向については「まったく動揺などはない」という。

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 国家情報院は金総書記の健康異常説を認知した直後から情報収集と分析を行っており、現在は精密検証作業を進めている段階だと伝えられた。委員会に出席したある議員は、これに関連し「金総書記はこの疾患をずっと管理してきており、2000年以降、この疾患で手術を受けたことがあると、国家情報院が報告した」と明らかにしている。また別の議員は、金総書記の国家統制力は依然として失われていないと伝えた。

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