23日(現地時間)、社米資産運用会社フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)は、米ドル建てマネーマーケットファンド(MMF)である「Fidelity Treasury Digital Fund(FYHXX)」のトークン化版について、登録申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。

これにより、フィデリティはブラックロック(BlackRock)、フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)などと共にブロックチェーントークン化市場に参加することになった。

3月21日に提出されたSEC文書によると、同社は「OnChain」というシェアクラスを同社のMMF「Fidelity Treasury Digital Fund(FYHXX)」に登録し、ブロックチェーンを名義書換代理人として使用することを目指している。

現在、規制当局の承認を待っており、フィデリティはこのファンドが5月30日に開始されることを期待している。

OnChainクラスは、投資家にFYHXXの株式取引の透明性と検証可能な追跡機能を提供する予定だが、正式な所有権帳簿は従来の電子帳簿(book-entry)方式を維持する予定だ。

フィデリティは文書を通じ、「OnChainクラスのブロックチェーン記録は公式の所有権記録ではなく、移転機関はブロックチェーン取引履歴を少なくとも1日1回、公式記録と照合する」と説明した。

一方、フィデリティは、今回のプロジェクトで米国債を直接トークン化することはないと付け加えた。
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