28日ソウル交通公社によると、25日地下鉄7号線カサン(加山)デジタル団地駅の顧客安全室に60代とみられる女性がうつむきながら入り、駅職員に手紙の入った封筒を手渡した後、足早に去って行ったという。
職員が封筒を確認してみると、過去に不正乗車をしたことに対する謝罪の手紙と5万ウォン(約5000円)札4枚、計20万ウォンが入っていた。
手紙には、「遅くなりましたが、今お返しします」とし、「生活が苦しかった時期、何度か回数も覚えていませんが、少しでもお返ししようと思います。これまで申し訳ありませんでした」という内容が記されていた。
女性は「お疲れさまです。いつも健康でお幸せに」と手紙を締めくくった。
不正乗車行為は「便宜施設不正利用罪」に該当する。規定によると、不正乗車に伴う付加金は乗車区間の運賃とその運賃の30倍を支払わなければならない。女性は遅ればせながらも過去の不正乗車行為を謝罪し補償しようとしたとみられる。
これに先立ち、2023年にもある匿名の市民が「数年前にソウル市の地下鉄料金を正直に支払わず利用し、過ちを挽回したい。本当に申し訳ありません」という手紙に25万ウォンを同封して送っている。
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