6月にトロントに向かったキム・ヨナ=(聯合)
6月にトロントに向かったキム・ヨナ=(聯合)
【ソウル12日聯合】来月から始まる国際スケート連盟(ISU)のフィギュアスケートシニアグランプリシリーズを前に、カナダのトロントで訓練中のキム・ヨナが順調な準備状況を伝えてきた。
 キム・ヨナは12日にマネージメント社のIBスポーツを通じ、「プログラムの全体的な完成度を高めるのに力を入れており、現在は80%水準まで引き上げた。昨シーズンに苦労した股(こ)関節のケガも完治し、腰の痛みもない状態」と明らかにした。また、「何よりコンディションが良く、新プログラムを意欲的に準備している。テーマ曲も以前からやってみたかったものだし、ファンにとっても聞きなれない曲ではないので、残りの期間に練習を重ねより良い演技を披露したい」と強調した。新たな技については、修得に時間と努力が必要な上にケガのリスクもあるため考えていないと明かし、今できることに集中して自分の技の完成度を高めたいと話した。

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 フリープログラムの曲「シェラザード」についても触れ、「すでに多くの選手が使用した曲だが、あまり気にしていない。音楽はプログラムを構成する1つの要素にすぎない。シェラザードといえばキム・ヨナが思い浮かぶように格好いい演技をする」と抱負を語った。

 一方、大学進学を控えた心中も明かした。9日に高麗大学に出願したと言い、「中・高で学生生活をあまり満喫できなかったのに、もう大学入学を準備するのが残念。同年代の学生は入試のストレスが多いだろうが、わたしは正直言うと目前に迫った大会が心配だ」と話した。

 最後にキム・ヨナは「グランプリのファイナルが韓国で開かれることになり、ファンの期待がプレッシャーになっているのは事実。もっと頑張らなくちゃと自分に言い聞かせながら練習に取り組んでいる」と胸の内を語った。

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