ムン・グニョン(左)とパク・シニャン=17日、ソウル(聯合)
ムン・グニョン(左)とパク・シニャン=17日、ソウル(聯合)
24日から放送されるSBSドラマ『風の絵師』の制作発表会が17日、ソウル市内のホテル開かれた。イ・ジョンミョンの歴史小説を原作とするドラマで、朝鮮後期の天才画家、金弘道(キム・ホンド)と申潤福(シン・ユンボク)の人生を描く。

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ムン・グニョンは申潤福役で男装の麗人に挑戦、ドラマの感想を尋ねられると「段々、男になっていくみたい」と答えた。制作発表会にはかわいらしいワンピース姿で登場したが、「何か月も男として振舞っていたので、今日のワンピース姿があまりにもぎごちない。撮影場で共演者を“ヒョン(兄貴)”と呼んでいる。声も男っぽく変わっていく気がする」と語った。ドラマではよく走ったり大声を出したりとのどを休める日がなく、声はかれ気味だった。

劇中の申潤福は単なる男装の女性という感じではなく、男として人生を生きた人であるため、男装の女性を演じようとする考えは持っていない。監督からもわざとらしい男演技をしないように言われたという。こうした設定のため妙な同性愛のムードが漂い、金弘道が“男”の申潤福に恋心を抱いたり、キーセンのチョンヒャンが本当は“女”である申潤福にひかれたりする。

ムン・グニョンはまた、このドラマを通じ申潤福がいかに特別な人だったのかを知ったという。昔は申潤福の絵のすばらしさが全くわからなかったが、ドラマで東洋画と出会い、その中の申潤福と彼が残した作品をみているうちに申潤福のすばらしさを知った。東洋画の難しさに言及した後、「申潤福の絵に生きる繊細な線、華麗な色使い、当時としては破格的な素材選定など驚くばかりだ」と語った。

金弘道役のパク・シニャンも「非常に独特なドラマになりそうだ」と自信を見せる。この数か月間、絵の勉強に没頭してきた。絵には素質がなく、ようやく筆を持って点を打ったり線を引くレベルだと謙そんしながら、絵の難しさを話した。しかしハイライトシーンでパク・シニャンが絵を描く姿はさすがにそれらしい。見事に消化しているとプロデューサーも評する。

「登場する絵をめぐる逸話が面白ければドラマも面白くなるという気持ちで撮影に取り組んでいる。事件の中心には常に絵があり、また絵のおかげですべてが解決する。愛も絵を通じ伝わる」。申潤福との関係においては、師弟としての精神的な共感、芸術家的な友情があり、そして実は申潤福が女性でしかも死んだ友人の娘という事実を知り混乱に陥る。こうした話もパワフルで魅力的なのだという。
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