韓国政府　東京など日本３都市で観光ＰＲイベント開催

【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部は８日、同日から１０日まで日本の福岡、広島、東京で観光ＰＲイベント「Ｋ観光ロードショー」を韓国観光公社と共催すると発表した。

　イベントは今月末からの日本のゴールデンウイークを前に、訪韓観光客誘致を目指して開催される。韓国の地方自治体や韓国旅行業協会、関連業界などが参加し、韓国観光の魅力をアピールする。同部の張美蘭（チャン・ミラン）第２次官も福岡と東京を訪れる。

　初日は福岡で両国の５１機関、約１７０人が参加する「韓国観光説明会」「企業商談会」や両国の政府・業界・メディア関係者が一堂に会する「福岡韓日観光交流の夕べ」が開かれる。

　９日は広島で韓国の２２機関が日本の旅行業界関係者を対象に企業間マーケティングを行う。広島は韓国南部の釜山から地理的に近く、日本人観光客の韓国地方都市訪問拡大に向けた戦略拠点として２０２３年に続き同イベントが開催される。

　２００８年北京五輪女子重量挙げ金メダリストでもある張氏は、かねて親交がある日本ウエイトリフティング協会の三宅義行名誉会長と会い、スポーツ交流の強化も図る。

　１０日には東京で韓国観光説明会と企業商談会が開かれる。張氏は「東京韓日観光交流の夕べ」に出席し、高橋克法・国土交通副大臣と政策面での協力について協議する予定だ。

　張氏は日本の旅行代理店大手エイチ・アイ・エス（ＨＩＳ）の矢田素史社長とも面談し、訪韓需要の拡大や地域観光活性化に向けた協力を模索する。

　来月には札幌でもＫ観光ロードショーが開かれる。

　張氏は「今年は韓日国交正常化６０周年を迎えた象徴的な年だ」とし、「日本人客が両国の交流拡大をリードしてくれると期待している」と述べた。