ベトナムのルオン・クオン国家主席(右)と会談する韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ベトナムのルオン・クオン国家主席(右)と会談する韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官(外交部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ハノイ聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は17日(現地時間)、訪問先のベトナムで記者団に対し、トランプ米政権の高関税政策を巡る韓米の交渉と関連し、造船や液化天然ガス(LNG)などの分野をテコに良い結果を得ようとしていると述べた。

 趙氏は3日間の日程でベトナム訪問。最終日のこの日、記者団に対し、「トランプ大統領が直接言及した事業は造船業とLNGだ」とし、「これは韓国や日本のような国でなければならない分野で、私たちがそれなりのレバレッジが効かせられる」と述べた。また韓国やベトナムはこのような分野を交渉手段として活用し、友好的な立場で米国と問題を解決しようとするアプローチを取っていると説明した。

 趙氏は「トランプ政府もそのようないくつかの国とまず交渉して良い結果を得ようという考えのようだ」とし、「そのような面でベトナムと対米交渉の結果情報を共有するなど、今後の対応過程で緊密に意思疎通することにした」と明らかにした。

 トランプ大統領は先ごろ行われた韓国の大統領権限を代行する韓悳洙(ハン・ドクス)首相との電話会談後、「対米貿易黒字、関税、造船、米国産LNG大量の購入、アラスカの天然ガスパイプライン建設事業、韓国に提供する大規模な軍事的保護費用の支払いについて議論した」と明らかにした。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40