ステージに登場したイ・ジフン=20日、東京(聯合)
ステージに登場したイ・ジフン=20日、東京(聯合)
韓国タレントのイ・ジフンが20日、東京練馬文化センター大ホールで日本ファンミーティングを開いた。7月中旬に日本のオフィシャルファンクラブがオープンしたのを記念したもので、初の正式ファンミーティングとなった。
当日、1300人のファンが声をそろえて「ハムレット様、おいでください」と韓国語で叫ぶと、イ・ジフンは、現在出演中のミュージカル『ハムレット』の衣装に身を包んで登場し、公演の一場面を歌とともに披露した。

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ブルーのライトが揺れ動く中、イ・ジフンは「大作のハムレットに挑戦して苦労したかいがあった。うまくいけば来年日本でも公演できそうだ」と話すと、会場からは歓声と拍手が巻き起こった。続いて18歳のデビュー時から親しく付き合っているカンタ、シン・ヘソンなどとの共同プロジェクトグループ<S>の活動やイ・ジフンの映像履歴書が上映された。その後、イ・ジフンは白馬に乗った王子様を連想させる白のスーツで再登場した。

イ・ジフンは「もう12年の歳月がすぎた。学生時代は放送活動のため、授業を抜けることが多く、友だちにうらやましがられたり、女子学生が学校付近で待ちぶせていたりもした。芸能活動がおもしろく、苦痛ではなかった」と振り返った。『なぜ空は』の発表後にスランプに陥ったが、俳優の道を歩めるチャンスが訪れ、苦難を乗り越えたと裏話を明かした。

歌と演技のうち、どちらがいいのかという質問には「ママが好き、パパが好き?と聞くのと同じで難しい質問だ。どちらのジャンルも舞台に立てることはありがたく、うれしいことだが、強いていうなら歌う時が最も幸せだ」と率直に答えた。その他、肌がきれいな女性が理想形で、スキンシップも好むと明らかにした。さらに「笑うことで心をコントロールするタイプで、本当にたくさん笑っている。しかし、最近は神経質な役を演じているためか、スタッフに怒ったりして申し訳ないと思っている」と終始笑顔を絶やさず、ファンの質問に答えた。ファンから愛の告白をねだられると、その場で誕生日を迎えたファンをステージにあげ、ミュージカルで披露した愛の歌を甘い声で聞かせ、ファンを感激させた。

続いて2006年10月に行われたシアトリカルコンサート『アイリス―約束の香り』の映像が紹介され、当時イ・ジフンと共演した演劇俳優、五味祐司が友情出演し、トークショーとともに、作品の一場面をイ・ジフンと再現し、ファンを喜ばせた。

2部は、2年余りの準備の末、5月に出したバラード風の6枚目のアルバム『ザ・クラシック(The Classic)』を中心に、ミニライブが行われた。ピアノ伴奏に甘美な声で『グッバイ』『彼女が離れてゆく』などを歌い上げ、最後には『わかりますか』をファンと共に歌った。

公演途中、ステージから降り客席を回りながら歌ったイ・ジフンは、日本語で手紙を用意し、ファンを驚かせた。「日本に来るとは考えもしなかった。海の向こうに応援してくださっている方がいらっしゃると聞いてお会いしたいと思った。顔を合わせるたびに(ファンとの)距離が縮み好きになった。頻繁にお会いすることはできないが、努力している姿を新たな作品を通じてお見せしたい」と語りかけた。

最後にこの日参加したファンの名前が字幕で流れた。当初、イ・ジフンはひとり一人のファンの名前を読み上げたいと提案したが、主催側が進行上の判断で字幕を流したという。イ・ジフンはファンひとり一人と握手し、あいさつを交わしながら再開を約束した。

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