韓国・農協経済持ち株の子会社であるNH農協貿易の日本支社、韓国農協インターナショナルの関係者はこの日、3月に日本に輸入したコメ2トンを今月販売し、来月中にさらに20トンを輸入する予定だと明らかにした。
同社が韓国からコメを輸入するのは1999年の設立以来初めて。
先月日本に輸出されたのは南西部の全羅南道・海南で収穫されたコメで、農協インターナショナルが運営するホームページ「韓国農協」や電子商取引(EC)大手のアマゾン、東京・新大久保のスーパーなどで販売された。
「韓国農協」での販売価格は配送料込みで10キロが9000円、4キロが4104円で、日本のスーパーでのコメの販売価格と比べると価格競争力が高いとはいえない。
同社の関係者は、関税(1キロ当たり341円)や通関費用、日本国内での運送費用などを含めて価格を算定したと説明した。
韓国農水産食品流通公社(aT)によると、韓国は2011~13年と16年にそれぞれ約10トンのコメを日本に輸出した。
11~13年は東日本大震災の救護用として送られたと推定されるが、正確な用途は分からないという。
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