【ソウル23日聯合】大学生の10人中4人は、愛情がない相手と性関係が可能だと考えていることがわかった。また、性経験者のうち避妊をしているのは半数にすぎなかった。
 梨花女子大学健康科学部の辛瓊林(シン・ギョンリム)教授チームは23日、保健福祉家族部の研究事業として、昨年、全国の大学生6000人(男性67.7%、女性37.3%)を対象に性知識、性経験などに関する調査を実施したところ、このような結果が表れたと明らかにした。

 調査結果によると、性関係の経験を聞く質問には男性50.3%、女性17.6%が「ある」と答え、男子学生が女子学生を大きく上回った。一方、性経験者のうち「毎週関係を持つ」と答えた男女比率はそれぞれ22.0%と29.3%で、むしろ女子学生が男子学生を上回った。「週3回」と答えた男女はそれぞれ7.6%と12.5%だった。

 避妊に関しては、男女学生ともに2人中1人のみが「常にする」と答え、実践率は低かった。主な避妊方法は73.2%が「コンドーム」、10.7%は「膣外射精」と答え、男性主導の避妊法を行っていると解釈される。

 性に対する認識度調査の結果、61.4%が「愛の表現」としながらも、愛情のない相手との性関係に対し42.6%が「いつでも可能」あるいは「ある程度可能」と答え、矛盾する考え方を示した。このように性関係に対する寛大な認識にもかかわらず避妊率が低いことは、「望まない妊娠」につながる可能性が高いと指摘された。実際に全体応答者のうち、4.4%は妊娠または妊娠させた経験があると答えた。さらに堕胎経験または堕胎させた経験がある学生は9.1%に達した。

 一方、性に対する悩みがあった場合、34.5%の大学生は「友だちや先輩」に相談し解決法を探しており、「1人で悩む」「インターネットを通じて」という人はそれぞれ13.1%と10.1%と、相談と教育の適切な窓口が足りないことがわかった。


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