韓国を代表する高級車に、現代自動車「ジェネシス」の歩み=韓国
韓国を代表する高級車に、現代自動車「ジェネシス」の歩み=韓国
現代自動車は、自社高級車ブランド「ジェネシス」を、発売後10年で世界の高級車市場に定着させた。ジェネシスは韓国製の自動車にあった中・低価格のイメージを引き上げた、記念すべき車種だ。

ジェネシスは2015年11月に最初のモデルが出るまで、約5000億ウォン(約499億3539万円)を投資し約4000人の研究人材を投入した、同社の社運をかけたプロジェクトだった。目標は最初から海外だった。2016年8月に初のモデル「G90」を米国で発売。以降「Gシリーズ」を販売しつつ、存在感を強めていった。

現在は韓国だけでなく欧米、中国、豪州など17か国以上の国で販売されている。G90の販売台数は384台にとどまったが、2020年には10万台、2021年には20万台を突破し、2024年には23万台に達した。

2020年1月には、初のスポーツタイプ多目的車(SUV)となる「GV80」を発売。続いて2021年9月には初の電気自動車(EV)「G60」の販売位を開始した。

このほかマーケティングも活発に行う。2021年11月には米ニューヨークに、複合文化空間「ジェネシス・ハウス・ニューヨーク」を開設。車両の展示だけでなく飲食店や図書館、公演スペース、テラスガーデンなどを設置したことで、現地の名所となっている。
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