「ケーキのいちごにカビが...汁まで」大人気パン屋「聖心堂」に何が？＝韓国

韓国デジョン（大田）市の名物として有名なパン店「ソンシムダン（聖心堂）」の人気ケーキ「いちごシル」からカビが発見され、衛生面で物議を醸している。

　25日、チャンネルAによると、大田に居住しているA氏は先月21日に購入した「いちごシル」のイチゴに黒いカビを発見した。「いちごシル」は比較的安い価格帯でパンとクリームよりイチゴが多いということで有名になり、一日に数千個が売れるほどの大人気のケーキだ。

　A氏は「いちごシル」を購入して10分後には冷蔵庫に入れたが、当日の夕方にケーキを取り出したところ、カビが生えていた。A氏は「カビが生えていて、ケーキの下から水が出ていた」とし、「腐ったいちごの汁のようなものだ」と話した。

　購入者は、ケーキを購入した当日、大田の昼間の気温は28度まで上がったとし、聖心堂側がケーキを常温で保管していたために問題が起きたのではないかと指摘した。A氏は「ケーキを作った後常温で置いておいた」とし、「数時間放置したことで腐ったのではないか」と話した。

　聖心堂側は「店舗の温度と製品管理が不十分だった」と認め、頭を下げた。また、ケーキを保管する冷蔵施設を補完する一方、今月末まで販売する予定だった「いちごシル」も販売を中止した。