ロシア大統領府は26日(現地時間)、プーチン大統領とロシア軍のゲラシモフ参謀総長のテレビ会議の内容を公開し、北朝鮮のロシア派兵を初めて公式に認めた。
ゲラシモフ氏は北朝鮮軍がクルスク解放に参加し、重要な支援を行ったとし、「北朝鮮の軍人、将校たちはウクライナの襲撃を撃退する間、ロシア軍と肩を並べて戦闘任務を遂行しながら高い専門性と回復力、勇気、英雄的行動を示した」と評価した。プーチン氏と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が昨年6月に締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」に基づき北朝鮮軍がロシア軍を支援したと説明した。同条約には有事の際に軍事的な援助を提供するとの内容が盛り込まれている。
北朝鮮がロシアに1万~1万2000人を派兵したと推定される中、ロシアと北朝鮮は派兵について肯定も否定もしていなかった。
ロシアは北朝鮮軍のクルスクでの戦闘参加を公表するとともに、北朝鮮との血盟構築の意味を強調している。
ロシア外務省のザハロワ情報局長は声明で、北朝鮮兵士が両国の条約に基づきクルスクで血を流しながら戦い、敵の侵略からのロシア領土解放に重大な貢献をしたとし「北朝鮮の友人たちが見せた連帯はわれわれの関係が高度の本質的同盟の水準であることを示している」と強調した。
北朝鮮軍の戦闘参加は、金正恩氏が来月開かれるロシアの対ドイツ戦勝記念日パレードに出席する口実になる。パレードにはロシアの主な友好国の首脳も出席する予定だ。ただ、金正恩氏が多国間外交の経験がなく、長距離移動を負担に感じていることなどは訪ロを左右する要因にもなり得る。
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