韓国の個人情報保護委員会はこのほど、ディープシークのサービス利用者の情報が中国や米国の企業に無断で提供されていたことが確認され、利用者がAIに指示するための文言(プロンプト)も中国企業に渡っていたと発表。ディープシークに対して個人情報の国外移転時には合法的な根拠を設けることのほか、プロンプトの即時削除、韓国語での取り扱い方針公開などの是正勧告を行った。
ディープシークは今回改正した取り扱い方針に韓国向けの付則を新設。韓国の個人情報保護法を順守して個人情報を扱うと明示した。
また利用者が第三者へのデータの提供を拒否するための機能を追加した。
ただ、すでに提供された利用者のプロンプト入力内容については、破棄されたかどうかは確認できていないという。
個人情報保護委員会の関係者は「ディープシークが個人情報保護委の勧告を全て受け入れると明らかにしたため、60日以内に是正・改善に対する履行結果を報告しなければならない」として「今後、履行状況を点検する計画」と説明した。
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