崔成俊(チェ・ソンジュン)裁判長は「被告は幼い被害者らの無事帰宅を祈った家族と国民の期待を踏みにじり、大きなショックを与えた。こうした極悪非道な犯罪が発生しないようすることが裁判所の責務だ」とし、被告側の控訴を棄却した。
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ソウル高裁は、事件当時に被害者らが受けた精神的苦痛は言葉で言い表せないとし、被告の犯行に対する反省の姿勢も疑わしく、再犯の可能性が高い上、改善の余地がないと判断した。また、最初から殺害の意図を持っていたとはいえないが、殺害後に被害者の死体を切断し隠した過程を総合すると、被告の犯行は偶発的とは言い難いとした。女児への強姦未遂容疑については、状況としての可能性は高いとしながらも証拠不十分とし、痴漢行為のみを認めた。犯行当時、酒を飲んだ上に接着剤を吸引し心理状態が不安定だったとする主張にも「誘引過程を鮮明に記憶している上、殺害後の行動も緻密(ちみつ)かつ落ち着きがあり、正常的な判断能力があったとみられる」とし、認めなかった。
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