【ソウル12日聨合】世界的な金融危機が続くなか、ソウルをアジアの金融ハブに育てる道を模索する国際カンファレンスが12日に市内のホテルで開かれた。ソウル市が主催したもので、世界的な投資家として知られるロジャーズホールディングスの最高経営責任者(CEO)、ジム・ロジャーズ氏をはじめ、コロンビア大学のロバート・マンデル教授、全光宇(チョン・グァンウ)金融委員長、閔裕聖(ミン・ユソン)韓国産業銀行頭取、陳棟洙(チン・ドンス)韓国輸出入銀行頭取ら、国内外の専門家500人余りが出席した。
 呉世勲(オ・セフン)ソウル市長はあいさつを通じ、「米国に端を発した金融市場の混乱が各国の経済危機につながっている最近の状況を見て、金融産業の重要性をより実感している」と述べた。現在は全世界が危機に直面しているが、変化の流れを正確に読み取り、どう対応するかによって今後の金融市場の中心が新たに再編されると指摘した。その上で、今こそアジアの金融ハブに向け走ってきたソウルが再び跳躍を準備するときだと強調した。

オ・セフン の最新ニュースまとめ

 会議は、国際金融市場の危機に関するロジャーズ氏とマンデル教授の基調演説に続き、世界金融市場の変化に伴う金融センターの役割、韓国金融市場の当面の課題と戦略、ソウルの金融ハブ推進戦略という3つのテーマに沿って内外金融専門家らの討論が行われた。

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