【ソウル13日聯合】政府が掲げる「低炭素・グリーン成長」が実現されれば貿易収支は約344億ドル改善できるという意見が、エネルギー専門家から示された。
 韓国開発研究院(KDI)と未来企画委員会、経済人文社会研究会が13日に共催したグリーン成長に関するセミナーで、エネルギー経済研究院のカン・ユンヨン研究委員は、エネルギービジョン達成に向けた総エネルギー需要目標とエネルギー別目標が達成された場合を前提としてこのように分析した。

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 カン研究委員は低炭素・グリーン成長実現に向けた具体的な目標として、エネルギー原単位(エネルギー効率を表す値で、値が小さいほど省エネルギー化されていることを示す)を現在の0.341から2030年には0.185程度へ46%改善することを提案した。化石エネルギーの割合は83%から61%に縮小する一方で、新・再生可能エネルギーの割合は2.4%から11.0%に拡大する案を示している。あわせて、石油・ガスの自主開発率を現在の4.2%から2030年には40.0%まで拡大し、現在7.8%のエネルギー貧困層をなくせば、低炭素・グリーン成長を達成できると説明した。

 このようなビジョン達成により貿易収支は344億ドル改善され、再生可能分野では新たに95万人の雇用が創出されるとの見通しを示している。また、2030年には二酸化炭素を基準案に比べ約1.5トン削減する効果も得られるとした。

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