写真展プロモーションのため日本を訪れたペ・ヨンジュンの、26日の公式記者会見は、憂慮されていた“事故”を痛む重苦しい雰囲気の中、心持ち短い時間で終了した。
“ヨン様”ペ・ヨンジュンはこの日午後、スケジュール通り東京都心の六本木ヒルズ52階の記者会見場に登場したが、その表情は暗かった。
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これはこの日の午前、日本訪問前から気にかけていた、ファンによる事故が起こったため。
この日は早朝から、宿所であるホテルニューオータニ前には、1,000人以上の女性ファンが集まり、長蛇の列を成していた。
ボディーガードを担当していた警視庁とホテル側は、事故を憂慮しペ・ヨンジュンに会見場へ直行することを薦めた。
しかし、熱烈に歓迎してくれるファンたちを、ペ・ヨンジュンは見ないふりをして通り過ぎることができなかったという。
結局、乗用車に乗ってファンの間を通り過ぎることにしたが、車が動き出すと、一部の興奮したファンが、車を囲むようにして追いかけ始め、数名のファンが将棋倒しに転ぶ事故が発生した。
幸い大事には至らなかったが、10名が病院へ運ばれ、治療を受けていると、ペ・ヨンジュンの所属事務所BOFは伝えている。
「皆さんの前で楽しそうに笑って、写真を撮らなければならないのですが、今朝、残念な出来事があり、笑うことができません」
ペ・ヨンジュンは終始、沈痛な面持で、300名以上の放送局・新聞社記者の要望でポーズをとりながらも、ほとんど口を開くことはなかった。
コメントを求められると「軽く目礼でもしようと思った。彼女たちと約束したし、それが可能だと思った」「だけど、少々良くない出来事があって、家族の皆さんがケガをしてしまった」
事故の情報を伝えるペ・ヨンジュンの目元には、うっすらと涙が浮かび、「大丈夫ですよ」「笑って下さい」「こちらを向いて下さい」という、取材陣の激励の声があちこちから上がった。
ペ・ヨンジュンは、「警視庁とホテル側の心遣いにも関わらず、こんな騒ぎを起こして申し訳ない」「家族の皆さんが、ひどいケガでなければいいが」と、口惜しそうに語った。
この日は記者会見終了後、写真展のテープカットを初め、開催式が行なわれる予定であったが、すべて中止となった。
BOFのキム・ミニ広報室長は、「ペ・ヨンジュンは、ケガをした人たちの治療に、すべて責任を持つと言っている」と発表している。
この事故によって、ペ・ヨンジュンが写真展に“ドッキリ出演”し、日本のファンの前に姿を見せる可能性はなくなったと見られている。
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