韓国俳優の高額出演料問題が浮上するなか、韓国TVドラマPD協会が主催したセミナーで芸能人のドラマ出演料が赤裸々に公開され、話題を呼んでいる。鮮文大学の金鎮雄(キム・ジンウン)教授は1日、ソウル市内の放送会館で開かれた<TVドラマの危機と出演料の正常化>と題したセミナーで発表文を通じ、昨年度と今年度における大物俳優の出演料を詳細に明らかにした。

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金教授がドラマPD協会の内部資料を引用してまとめた資料によると、『太王四神記』に出演したペ・ヨンジュンの1話当たりの出演料は2億5000万ウォン(約1600万円)と推定され、最も出演料の高い俳優に挙げられた。ただ、ペ・ヨンジュンは出演料を固定せず所属事務所と制作会社がドラマの収益を分ける方式で契約したため、正確な出演料の把握は難しい状況だ。

また、現在放映中の『エデンの東』に出演するソン・スンホンは7000万ウォン(以下1話当たり)の出演料をもらっているほか、『BAD LOVE~愛に溺れて~』のクォン・サンウ、『エア・シティ』のイ・ジョンジェ、『風の絵師』のパク・シニャンの出演料はそれぞれ5000万ウォンだった。『朱蒙』で人気を博したソン・イルグクは『風の国』で4000万ウォン、『ヒット』のコ・ヒョンジョンと『彼らが生きる世界』のソン・ヘギョはそれぞれ3500万ウォン、ソン・イェジンは『スポットライト』で約3000万ウォンの出演料を受け取った。

こうした俳優の出演料が公の場で具体的に公開されたのは今回が初めて。放送局や外注制作会社が最近、俳優の高額出演料問題を集中的に提起していることを受け、TVドラマPD協会が公開に踏み切ったものとみられる。 

また、セミナーで発表に立った韓国放送映像産業振興院のハ・ユングム責任研究院は、国政監査資料や新聞記事を引用し、2001年から最近までの芸能人出演料を公開した。それによると、2005年に『プラハの恋人』のチョン・ドヨンが1500万ウォンの出演料をもらって以降、俳優の出演料が増え始めた。最近話題を呼んだ『ベートーベン・ウイルス』のキム・ミョンミンの出演料は2500万ウォン、『総合病院2』のチャ・テヒョンは2000万ウォンだった。チェ・ジウは『スターの恋人』で4800万ウォンの出演料を受け取っている。

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