イ・スギョン=22日、ソウル(聯合)
イ・スギョン=22日、ソウル(聯合)
フィリピンのボラカイ島に一人旅に出かけた男女4人の物語を描いた映画『ロマンティック・アイランド』が24日に公開された。同作品でイ・スギョンは、嫌気がさした職場と自分だけを頼る家族を残し旅に出るスジンを演じた。つらい状況でも常にポジティブに考えるキャラクターだ。
 
イ・スギョンはこれまで、ドラマ『神様、お願い』『ソウルメイト』『嫁全盛時代』『大韓民国弁護士』、映画『イカサマ師』『仮面』など、ほとんどの出演作で明るい役を演じてきた。しかし彼女は、公開前インタビューでスジンについて、「明るいキャラクターではあるが、家族に対する負担を心の片隅に抱えているという点でこれまで演じた役とは異なる」と説明する。

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映画のように日常から抜け出し、旅行を楽しむのかと尋ねると、「実はあまり旅行が好きではない」との答え。「旅行より家でくつろぐのが好きです。家で掃除や料理をして、犬と遊んでいると時間がどれほど早く過ぎることか。慣れない空間になじめない方なので、仕事でない限り旅行に出かけないようにしています」

そんな彼女にとって、『ロマンティック・アイランド』は旅の魅力を発見させてくれた映画だった。ロケで2か月ほど滞在したボラカイ島の美しい景色と、イ・ソンギュンイ・ミンギユジンら共演者やスタッフとすごした楽しい思い出のおかげだ。「まるで休暇で来たかのように感じられた」という。

イ・スギョンは女優という幼いころからの夢を叶えるため同徳女子大学放送演芸学科に入り、コマーシャル出演など2003年から芸能活動を始め、2005年に女優デビューを果たした。夢は実現したが、共演者とのスキャンダルに幾度となく悩まされたこともあった。「相手役の俳優と仲良くすごそうとしたのが熱愛説になってしまい、それに気を使っているうちにむしろ人間関係の幅が狭くなっている感じですね」

それでも撮影現場の雰囲気が明るいので仕事は楽しいと語る。「芸能界の華やかな面にあこがれて演技を始めたのではありません。小さいころから役者が作品ごとに違う人物に変身するのが不思議でした。だから撮影現場で演技するときが一番楽しく、作品の成功を祈りながら皆が一丸となって仕事するのがひたすらおもしろいだけなんです」
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