キム・ヨナは韓国時間4日に大会会場のパシフィック・コロシアムで行われた公式練習後、取材陣に対し「きのうよりはるかに良く、氷質にも適応できた。毎日調子が上がってきているので、競技までに不安なく準備できそう」と語った。
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この日はフリーの演技を初練習し、トリプルループも3回のうち2回を完璧(かんぺき)に決めた。ブライアン・オーサーコーチは「ループがかなり良くなった。跳躍も良く、以前よりはるかに自信を持って挑戦している」と話した。
キム・ヨナは、小学生でトリプルアクセル(3回転半)を除くすべてのトリプルジャンプに成功するジャンプの才能を見せた。特に配点が高いルッツとフリップは、女子シングル選手の中で最も正確と評価されるが、ループの成功率が低いのが弱点となっている。このためジュニア時代やシニアデビューした2006年には、プログラムからループを外したり、最近の大会では競技の状況に合わせダブルアクセルに変更するなどしてきた。
しかし、今大会ではループを完璧に跳ぶという覚悟が強い。バンクーバー冬季五輪を来年に控え、これ以上ループに苦手意識を持ってはいられない。「トロントでトレーニングを重ね、成功率が上昇したので心配はしていない。迷わずにチャレンジしたい」と自信を示した。
バンクーバー冬季五輪のテスト大会を兼ねた4大陸選手権は、現地時間4日に開幕する。キム・ヨナは同日行われる女子ショートプログラムで、36人中34番目に滑走する。優勝を争う日本の浅田真央は直前の33番目。
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