一昨年秋から休む間もなく走り続けているが、「今はさまざまなジャンルに挑戦しながら新しい姿を発見し、自分を成長させる過渡期。自分を発展させることができるなら、体が許す限りどんなジャンルでも挑戦してみたい」と貪欲(どんよく)さを見せる。
イ・ジフン の最新ニュースまとめ
早くに歌手デビューし、20代半ばまでは事務所の言う通りに動いてきた。しかし、今は自分のすることを自らが決定し、作品も直接選んでいるという。試行錯誤もあるが、いろいろなジャンルに挑戦したいという気持ちは強い。歌から映画、ドラマ、ミュージカルへと活動の幅を広げてきて、これからは演劇もやりたいと語る。
イ・ジフンは、特に昨年の<ハムレット>で自分でも大きく成長できたと感じている。彼が演じたハムレットは、これまでドラマで演じてきた明るい役ではなく、苦悩する慎重なキャラクターだった。重圧も大きかったが、呼吸法や発声法など学ぶことも多かった。「長いけいこ期間を持てる公演は、自分を鍛えてくれる場だと思う。けいこで流した汗が最も価値があり、大切な気がする」。
ハムレットから一転、今回のミュージカルで演じるのは田舎の小学校に赴任したばかりの独身の先生で、遅ればせながら小学校に通う16歳の少女と恋をする。「だれもが共有できる初々しく温かい作品。軽やかな中にも真剣な恋物語が流れている」と説明した。映画でも先生役を演じたことがあるためハムレット役より気持ちも楽とはいえ、新たな作品に臨む際の緊張やプレッシャーには変わりがない。今回は明るい役に戻ってきたが、「次は涙がかれ尽くすほどの切ない愛を演じてみたい」と早くも次の作品にも思いをはせる。
国内では歌手よりも俳優としての活動が主だが、日本ではコンサートで人気を集める。27日にも日本でコンサートを予定しており、<我が心のオルガン>が終わればミニアルバムもリリースする。そんなイ・ジフンに俳優と歌手、どちらで呼ばれる方が好きかと尋ねると、すぐに「歌手兼役者」という答えが返ってきた。「上手でも下手でも、歌と演技の両方をずっと続けたい。40歳、50歳になっても演じて歌える、歌手兼役者になりたい」とし、先輩のキム・チャンワンの名を挙げた。
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