【ソウル20日聯合ニュース】フィギュアスケートのキム・ヨナ選手の練習を日本選手が妨害したという説について、日本スケート連盟がこれを公式に否定した。
 日本スケート連盟は19日、ウェブサイトに「フィギュアスケートに関する一部報道について」と題する声明書を掲載し、「日本選手はスポーツマンシップにのっとって競技を行っており、意図的に妨害行為をした事実はない」とし、韓国のスケート連盟やキム選手からの抗議、国際スケート連盟(ISU)の警告を受けた事実もないとした。また、こうした報道に困惑しているものの、これまで築いてきた韓国連盟とキム選手との友好と信頼の関係にのっとって対処していくとの方針を示した。

キム・ヨナ の最新ニュースまとめ

 SBSは14日、キム選手が2月にカナダ・バンクーバーで行われた4大陸選手権で練習する際に日本選手に進路を妨害されたという趣旨の報道を行った。キム選手はSBSのインタビューに「今回の大会では少し行き過ぎという感じがした。そこまでしなければならないのか、と思った」と答えている。この報道に国内ファンは憤りの声を上げていた。

 一方、キム選手のマネージメントを担当するIBスポーツは「キムはライバル選手からそうした感じを受けたという一般的な話をしただけで、具体的に日本選手に対し言及した事実はないものと承知している」と、戸惑いを隠せない。

 大韓スケート連盟も、キム選手がインタビューで日本選手について言及したのか確認する必要があると話している。日本の連盟から正式に連絡を受けたことはなく、事実関係を確認した上で対応するとした。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0