【ロサンゼルス24日聯合ニュース】ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本に延長戦の末に惜しくも敗れた韓国代表のキム・インシク監督は、この決勝戦を簡潔に「偉大なる挑戦」と称した。しかし、最後の勝負どころでは「サインミス」があったことを明らかにし、無念さをにじませた。
 キム監督は24日(韓国時間)、米ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた第2回WBC決勝戦で3対5で日本に敗れた後、記者会見で「延長10回表の危機でイチローを歩かせるようサインを出したが、イム・チャンヨンがなぜ勝負に出たのかわからない」と話した。故意の四球ではないが、逃げるボールで勝負してダメなら歩かせるようベンチから確かに指示を出したという。捕手のカン・ミンホもそのようにサインを出したが、投手がよく理解できなかったようだったという。

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 韓国は3対3で迎えた延長10回表に2死2、3塁でイチローに中前適時打を許し、痛恨の2失点となった。当時の状況に対し質問が続くと、キム監督はベンチから立って明確に指示できなかったことが悔やまれるとも言い、残念な気持ちを隠せないようすだった。

 これについてイムは韓国野球委員会(KBO)広報チームを通じ、「サインをしっかり見られなかった」と明らかにした。イチローと勝負したい気持ちもあったが、最後の球はミスだっとし、ボールを投げようとしたのが真ん中に入ってしまったと説明した。

 韓国野球は今大会を通じ高いレベルを世界に知らしめたが、最後の最大の勝負どころで一抹の未練を残すことになった。

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