タイフーン の最新ニュースまとめ
「これからは、自分の名前の前に付いている、“俳優”という修飾語が、恥ずかしくなくなりそうです」という彼の感想どおり、一気に大スターとして認められた瞬間であった。
映画『海岸線』『2009ロストメモリーズ』で、韓国内の映画祭において主演男優賞候補にノミネートされたのをはじめ、3度目の正直『ブラザーフッド』で、ようやく映画主演賞を獲得したチャン・ドンゴン。彼は喜びを満喫しつつ、映画祭直後、知人らと何時までも祝いの美酒を酌み交わしていた。
彼の今回の受賞は、時期的にもとても適していた。過不足のない時点で賞が受与され、彼は皆の心からの祝福を受け、俳優としても自信を一層つけることができた。
早朝まで、幸せな宴を楽しんだチャン・ドンゴンに30日午後、電話インタビューを行った。彼は12月3日に、クァク・キョンテク監督のアクションブロックバスター『タイフーン』の撮影で、約1ヶ月ほどタイへ行く予定。
以下は一問一答
‐おめでとうございます。何時まで飲んでいましたか。
▲午前5時までです。パク・チュンフン先輩が来てくれたらよかったのに、来られなくて残念。(笑)
‐ご感想は？
▲ホントにいい気分です。受賞の感想でも言いましたけど、今までは賞にこだわらないようにと思っていたのですが、今回はちょっとこだわってました。それに、僕より周りが期待していたし、その期待がとても大きかったので、喜ばせたいと思いました。実際に受賞してみたら、思っていた以上に嬉しいです。本当に本当に欲しかった賞です。両親もとても喜んでます。
‐プレッシャーの方が大きくないですか？
▲それはもちろんです。芝居する時、やはり意識することになるでしょう。受賞のことは早く忘れないと。
‐これからは作品選択ももっと慎重になってくるでしょうね
▲作品の選択基準については何も変わっていません。まず、自分がその作品に惹かれないとだめです。その他は特にありません。ただ最近は、海外でのチャンスが多いので、今までとは違った経験を積む機会も増えてきたようです。だからといって、大作にばかり出るつもりはありません。小さくまとまった作品に対する意欲も、この頃は強くなってきています。
‐先頃、中国で終えた『無極』の撮影はどうでしたか。
▲基本的には、どこであっても映画の撮影現場は似ているということがわかりました。初めは馴染めず緊張しましたけど、時間が経つにつれ、どこも同じなんだ、と感じました。現場の人々は皆似たような情緒を持ってます。異文化の中にいても、映画に対する共通した情緒があるので、すぐに打ち解けられました。
‐それでも大スケールという気はしたと思いますが。
▲もちろんです。どんな形であれ、『無極』での経験が、芝居に役立つと思います。『無極』がどのように生み出されるかわかりませんが、とにかく僕にとっては良い経験でした。本当のところ、ハリウッドだからといって良い作品ばかりではないと思います。でも、それを経験して感じるのと、漠然と感じるのは違いますから。
‐海外での撮影中、言葉の問題は感じませんでしたか。
▲言葉はたしかに大きな問題です。チェン・カイコー監督と話す時も通訳が必要だったし。何しろ、あんな経験は初めてですからね。でも監督がとても綿密で、演出の中心は演技だと考える方だったので、演技に対してお互いの理解が一致しないとOKを出してくれませんでした。それで、俳優として安心できたんです。ただ、中国語で演技するのが大変でした。これからアフレコも自分でやることになってます。声優による吹き替えも考えてましたが、監督が、僕の中国語のほうが似合ってるって(笑)。
‐『無極』を撮りながら、ハリウッド進出も考えられたと思いますが。
▲自信がつきました。少なくとも、どんな雰囲気で撮影が進められるかはわかりましたから。今は、体的に話が進んでいるものはありません。『タイフーン』もまだまだ残ってますし。
‐『タイフーン』はどうですか。
▲とてもいい感じです。今まで撮影を3回ほど行いましたが、最初からこんなに感じの良い作品はありませんでした。
‐かなりやせたのでジョニー・デップみたいですね。大変ではありませんか。
▲よく言われます(笑)。かなりやせたのでちょっと眩暈がします。昨日(ソル)ギョングさんと電話で話したんですが、彼も最近ダイエットしたせいで、眩暈がして出かけられないそうです。短期間でやせるのはやっぱり大変ですね。
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