パク・シニャン=(聯合ニュース)
パク・シニャン=(聯合ニュース)
ドラマの高額出演料問題で物議をかもした俳優のパク・シニャンが、法廷での争いに勝訴した。

パク・シニャン の最新ニュースまとめ

 ソウル中央地裁が8日に明らかにしたところによると、パク・シニャンがドラマ制作会社を相手取り提起した約定金請求訴訟で、制作会社に対しパク・シニャンに3億8060万ウォン(約2992万円)を支払うよう命じる原告勝訴の判決が下された。

 パク・シニャンは2006年末、この会社が制作したSBSドラマ『銭の戦争』に1話当たり4500万ウォンで出演すると契約し、16話分を撮影した。ドラマが人気となり、SBSから要請を受けた制作会社は、パク・シニャンに延長出演を提案し、1話当たり出演料1億5500万ウォン(付加価値税別途)で追加契約を結び、4話分を追加撮影した。

 パク・シニャンは、この追加撮影分の出演料のうち3億4100万ウォンが支払われていないとし、演技指導プロデューサーの外注費用を含め3億8060万ウォンを支払うよう訴訟を提起した。これに対し制作会社側は、追加の4話は当初の契約に予定されていたもので、出演料も通常分と同じだったが、パク・シニャンが無理に高額を要求したものだと主張し、超過で支払った出演料1億3000万ウォンを返還するよう反訴していた。

 地裁は、追加制作に関する契約は当初の契約とは別途の約定だと判断し、パク・シニャンの訴えを支持した。パク・シニャンと制作会社が追加契約を結び、出演料を1話当たり1億5500万ウォンと新たに約定した以上、既存の契約は延長分に対し効力を持たないと説明した。
また、パク・シニャンの出演料が当初の3倍を超える高額に策定されたとしても、契約経緯と動機、パク・シニャンと制作会社、放送局の関係を考慮すると、追加契約が社会通念上、効力を否認するほど公正性を失ったとみることは難しいとした。

 一方、30社余りが加盟しているドラマ制作会社協会は昨年12月5日、「パク・シニャンの巨額出演料要求がドラマの発展を妨害し市場を乱した」とし、パク・シニャンのテレビドラマ出演を無期限停止すると議決している。今回の判決がどのような影響を与えるかが注目される。

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