韓国版「結婚できない男」主演のチ・ジニ(左)とオム・ジョンファ=9日、ソウル(聯合ニュース)
韓国版「結婚できない男」主演のチ・ジニ(左)とオム・ジョンファ=9日、ソウル(聯合ニュース)
韓国KBSが15日から放送するドラマ『結婚できない男』の制作発表会が9日にソウル市内で開かれ、主演のチ・ジニオム・ジョンファらが顔をそろえた。日本の同名ドラマを原作とした作品で、社会的や経済的には成功したがシングルライフにも慣れきってしまった、現代の都市に生きる30代後半のシングル男女を描く。
これまで温かくソフトなイメージが強かったチ・ジニは、このドラマでは外見は完ぺきながら人を思いやるすべを知らない男、ジェヒとして登場する。既婚と未婚ではそれぞれ長短があるという彼自身は、2004年に結婚している。結婚によりすべての面で安定が得られ、結婚して本当に良かったと言う一方で、冷静に結婚の現実を見つめ慎重に決めるのが良いともアドバイスした。
ジェヒという役柄については「わたしだけでなく、すべての男が追及する生き方を描いている」「自分だけの空間で自分がしたいことだけをできるのは独身男性の特権。そうした点はやはりうらやましい」と語った。ジェヒの長所は遠慮することなく考え、話すところ。以前から明るい役をしてみたいと考えていたため、今回のドラマでコミカルな演技ができることを喜んでいる。時に監督からオーバーだと止められることもあるのだという。
一方、オム・ジョンファは「ゴールドミス(30代の未婚女性のうち社会的・経済的にも余裕がある層)」のヒロイン、ムンジョンを演じる。美しく性格も良い内科専門医だが結婚適齢期を過ぎた女性だ。実生活でもゴールドミスと呼べる彼女だが、「ゴールドミスという言葉は実はあまり聞きたくない。わたしも結婚しないと」と笑う。年齢を重ねるほど、若いころに感じていた不安や物足りなさという面からは抜け出せる感じがするが、それでも年が与えるプレッシャーはあるという。
今回の役柄を、人当たりが良く温かい性格で、年齢や環境を自然に受け入れる落ち着いた女性だと説明した。また、ドラマについて「いったいどうして自分はこのドラマに共感するのかと思うほどに面白い」とアピール。自身も共感するが周囲に多い、仕事に打ち込み婚期を逃した友人らの気持ちも代弁するようなドラマなのだという。相手役のチ・ジニとの呼吸もぴったりのようすだ。
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