【ソウル22日聯合ニュース】与党ハンナラ党が、6月の臨時国会召集要求書を所属議員全員と親朴連帯、無所属と連帯し23日に提出する。同党は22日に議員総会を開き総意をまとめ、臨時国会の単独召集を決めたと、愼聖範(シン・ソンボム)院内報道官が伝えた。
 これまで空転してきた臨時国会は,ハンナラ党の単独召集要求書提出を受け26日に開催されることになるが、民主党など野党が強硬対応方針を発表しており、国会運営は難航が予想される。臨時国会は憲法上、大統領や国会在籍議員4分の1以上の要求で召集でき、臨時国会召集要求がある場合、国会議長が集会期日3日前の公告を経て開会できる。
 愼院内報道官は会見で、ハンナラ党は盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去と関連し、大統領の謝罪など民主党の5つの要求事項に対し「受け入れ不可」の結論を下したと明らかにした。民主党の主張は根本的な前提が間違っているため、交渉を受け入れられないというのが結論だと強調した。また、民主党が5つの要求事項のほかメディア法の放棄まで主張しているのは、3月に与野党が合意したメディア法の6月処理を白紙に戻そうとする意図だと指摘。これ以上国会開催を見送ることができず、臨時国会を単独召集することにしたと述べた。
 一方、民主党は22日、ハンナラ党が6月臨時国会を単独召集すれば、これを強く阻止するとの立場を示した。同党の金裕貞(キム・ユジョン)報道官が緊急会見で明らかにした。金報道官は「ハンナラ党の宣戦布告に野党が応手するのが道理ではないか」と述べ、単独国会開催を防ぐため、実力行使も辞さない考えを示した。

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