『冬のソナタ』ではヨン様の吹き替えを担当

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映画『力道山』で力道山の秘書を演じた日本人俳優の萩原聖人(33)へ、去る6日午後9時半、『力道山』のワールドプレミアが開かれた龍山CGVでインタビューを行なった。

萩原氏は短いスポーツ刈りで、20代前半と言われても信じてしまうほど、とても若々しい顔つきだった。声もまた、マスク相応の“若い”声だった。

そんな彼に惹かれるのは、気の毒(?)だが『力道山』より『冬のソナタ』のためである。彼は日本に衝撃を与えたペ・ヨンジュン出演のドラマ『冬のソナタ』でペ・ヨンジュンの声の吹き替えを担当した張本人である。日本で『冬のソナタ』がヒットできた要因の一つが、“ベテラン声優の吹き替えが功を奏した”と評されており、萩原氏の声があったからこそ今の“ヨン様”も存在できたのだ。

その“ベテラン声優”とは、予想に反して茶目っ気たっぷりの青年。しかも、この日開かれた『力道山』のワールドプレミア規模の、多少圧倒されそうな雰囲気の中である。興味深いのは彼がペ・ヨンジュンではなく、ソル・ギョング礼賛者であることだ。

以下は一問一答

‐今日の試写会に出た感想は?
▲正直言って、『力道山』が韓国でどれほど注目されているかがわかりました。こんな試写会に出るのは不慣れなので、さっき(記者会見)はちょっと慌てたりもしました。

‐韓国に来たのは何回目ですか。
▲今回で5回目です。『力道山』の撮影のために4回、個人的に1回来ました。

‐『冬のソナタ』の吹き替え作業はどのように参加しましたか。
▲もともと声優という職業に興味がありました。本当はドラマよりアニメの方に興味があったんですが、5~6年前から声の演技をしていました。でも、僕は基本的に俳優なので、台本を読んでどのように表現しようか、ということに慣れています。既に作られた作品の吹き替えをする時は、劇中の俳優がどんな思いであんな風に演じたのだろう、と考えなければいけないので大変でした。

‐吹き替えをする時、『冬のソナタ』がこんなに大ヒットするとは予想してましたか。
▲まったく夢にも思いませんでした。(彼はここで首を左右に振った)1話の吹き替えの時、過去の時点だったのに気付かなかったので、登場人物たちが制服姿なのがとても不思議に見えました。こんなドラマが何故韓国で人気だったのか疑問でしたね。でも2話から大人になっていました(笑)。だけど、ここまで日本の人たちが熱狂する理由がわかりません。純粋なラブストーリーというのはわかりますが…。本当のところ、そんな感情はみんな照れくさいと思いながらも、強く求めているようです。僕もたくさんのメロドラマに出演しましたけど、そんなにヒットはしませんでした(笑)。

‐そういえば、日本の方々は新派メロの『世界の中心で愛を叫ぶ』にも熱狂してましたね
▲どんどん物騒な世の中になってしまっているので、みんな安心して見られる作品を求めてるようです。

‐声の演技に関するエピソードを紹介してください。
▲日本でペ・ヨンジュンの出演した作品がたくさん放送されていますが、僕はその中で『冬のソナタ』だけを演りました。みんな「やっぱり萩原が演った作品が一番」と言ってくれて、ペ・ヨンジュンの代りに授賞式に受賞者として出てくれ、という依頼まで来ました。絶対に行きませんよ。僕は韓流ブームの縁の下の力持ち、というわけです(爆笑)。

‐ヨン様には会いましたか。
▲会えませんでした。会ってみたいとは思います。不思議な縁じゃないですか。

‐ヨン様のおかげでCM出演もしたのでは?
▲ペ・ヨンジュンが出演した日本ロッテ製菓のCMで、やはり彼の声の吹き替えをしました。ヨン様に感謝です(笑)。

‐いつから演技を始めましたか。
▲15才の頃からです。

‐力道山についてはどこまでご存知ですか。
▲昔の英雄ですよね。個人的に、プロレスのファンなのでよく知ってます。日本のプロレスで、彼は神様のような存在です。現役プロレスラーである息子さんの百田さんも有名です。現在、彼が運営しているプロレス団体は、日本で最も信頼されていて、観客も多いところです。

‐今日、初めて映画『力道山』を見た感想は?
▲カットされたシーンが多いですね。特に苦労したところはすっかりカットされて、監督が僕の目をまっすぐ見てくれないんです(笑)。もちろん、映画のためには不要なシーンはカットするべきです。僕だけじゃなくて、ソル・ギョングさんもすごく苦労したシーンをカットされてます。

‐ソル・ギョングはどんな俳優だと思いますか。
▲とても細かいところまで気を使ってくれて、日本のスタッフとは日本語で話そうとがんばっていました。演技力は別として、純粋に集中力に長けている俳優です。特にレスリングのシーンでは僕も現場で見てましたけど、本当に鳥肌が立ちまくりました。劇中で、菅野会長を演じた藤達也さんは、日本のベテラン俳優ですが、彼までソル・ギョングさんに感嘆してました。
最近、韓流ブームなので、僕も韓国映画をたくさん見ました。それまでは韓国にどんな俳優がいるか知りませんでしたが、今後は一生、ソル・ギョングさんのファンになると思います。

‐韓国映画はお好きですか。
▲『シルミド』『殺人の追憶』なんかが好きです。ペ・ドゥナが好きなので『吠える犬は噛まない』も観ました。やはり韓国で話題になった作品をよく見るんですが、韓国映画をみるとエネルギーを感じます。俳優たちがとてもカッコいいですね。韓国映画はどの作品を見てもそう感じます。作品が面白いですね。韓国映画DVDを買ったりしてます。

‐これからも韓国映画に出演するつもりはありますか
▲もちろん、いつでもOKです。もっと欲張って、色んな作品に挑戦してみたいです。

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