【ソウル30日聯合ニュース】国内研究陣が、二酸化炭素を画期的に分離できる多孔質高分子膜技術をグローバル企業と共同で商用化する。
 教育科学技術部が30日に明らかにしたところによると、漢陽大学の李永茂(イ・ヨンム)教授チームは米国に本社を置く多国籍企業のエアープロダクツ・アンド・ケミカルズと、二酸化炭素分離の新概念となる多孔質高分子膜の商用化に関する技術移転契約を交わした。今後は技術の特許獲得をはじめ、後続研究、商用化・国内事業化などで協力する。
 研究陣は、気体分離市場で世界的な影響力を持つ同社のノウハウと営業力を基盤に、急成長が見込まれる世界の炭素市場を共同で先占できるものと期待している。研究チーム関係者は、今回の契約により関連技術の国内事業権を確保するだけでなく、300億ウォン(約23億円)以上の技術料収益を挙げられるようになったと話している。

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