ハ・ジウォン の最新ニュースまとめ
24日に公開するハ・ジウォンの13本目の長編映画『私の愛、私のそばに』は本格的なメロドラマだ。ハ・ジウォンはこの映画で、難病・筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)を患う夫ジョンウ(キム・ミョンミン)を看護する葬儀指導士のジスを演じた。
ソウル市内のカフェで16日にインタビューを行った。ハ・ジウォンはこの映画のため自ら進んで、7年間伸ばしてきた髪の毛を切り、実際に遺体の取り扱い方まで習ったという。結婚3回の曲折の多い人生だが「意外に明るく少女のようなキャラクター」のジスを、よりうまく表現したかった。
さまざまな役を演じてきたとはいえ、難病にかかった夫を守る役柄は今回が初めてだ。激しい感情、涙を誘う姿、時には明るさも伝えなければならず、ジスはそう簡単な役ではなかった。しかし、ハ・ジウォンは迷うことなく、この新しいチャレンジを引き受けたという。「果たして私ならそんな状況でどうしただろうかと考えました。最後まで夫を守ることができるのか。まあ、そういったさまざまな考えが交錯し、ジス役を演じてみたいと気持ちが固まりました。これまでやったことのない役割だったため、新しい挑戦だと思いました」。
ハ・ジウォンは普段あまり口にしない酒を飲んだり、東大門に洋服の買い物に出かけたりと、半年をジスのように暮らしたという。シナリオを受け取ってからジスのことだけを考えてきたため、いまだにジスが心の片隅にはっきり残っていると語った。
相手役を演じた俳優キム・ミョンミンは、激しい減量で話題を集めた。20キログラムも体重を落とし、ALS患者の役を少なくとも外見上では完璧(かんぺき)に表現した。そんなキム・ミョンミンにハ・ジウォンは舌を巻く。自分だったらそこまでできただろうか、と。キム・ミョンミンが演技を指導してくれることもあった。「先輩(キム・ミョンミン)があまりにも演技力のある人だったので、一緒に撮影するのは楽でした。ギクシャクしたり、つまづくという感じはまったくありませんでした」。
今回の映画でハ・ジウォンは歌を多う場面が多かった。話すことさえできないほど健康状態が悪化したジョンウの前で、振り付けを交えて歌ったりもした。実際にハ・ジウォンは、『オッパ』という曲を発表したダンス歌手でもある。
ハ・ジウォンは自らをスタートの遅い役者だと話す。役柄に完全に適応するのに相当時間がかかるためだ。『海雲台』でも釜山の方言を駆使するのに苦労したという。しかし、練習を重ねることが「観客に対する礼儀」と考え、黙々と前に進むべきだと、言葉に力を込めた。
「いつも次の作品が最高になると考えています。『海雲台』より『私の愛、私のそばに』のほうが、『私の愛、私のそばに』よりも次期作が、わたしの最高の作品だと信じています」。
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