キム・ヨナ=(聯合ニュース)
キム・ヨナ=(聯合ニュース)
【ソウル13日聯合ニュース】4か月後の2010年バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを賭けぶつかり合う選手らが、その前哨戦となるグランプリ(GP)シリーズ第1戦・フランス杯(パリ)で激突する。
 大会は15日に開幕。昨季は最高の演技を披露し、韓国人初の世界選手権大会優勝を果たしたキム・ヨナも、すべての準備を終え13日に滞在地のカナダ・トロントからパリに向かう。
 シニア大会デビュー後はケガに苦しんだキム・ヨナだが、昨季はケガから完全に回復し、GPシリーズ2大会、4大陸選手権大会だけでなく、世界選手権優勝という輝かしい成績を残し、韓国フィギュアの歴史を書き換えた。
 今季もケガのない完ぺきな状態を維持し、5月から本格的な準備を行ってきただけに、ファンの期待は高まる一方だ。
 フランス杯が注目される理由は出場選手の顔ぶれにある。キム・ヨナをはじめ、浅田真央(日本)、カロリーナ・コストナー(イタリア)、中野友加里(日本)、キャロライン・ジャン(米国)ら、世界ランキングトップ10に入る選手らが勢ぞろいする。
 キム・ヨナの新プログラムにも大きな関心が集まっている。ショートプログラム(SP)は映画「007シリーズ」のテーマ曲、フリースケーティングはガーシュウィンの「ピアノ協奏曲ヘ長調」に合わせ、練習に打ち込んできた。特に、フリップジャンプを単独ジャンプに替え、最も自信のある3回転ルッツ~3回転トゥループのコンビネーションジャンプを取り入れた。
 GP第1戦について、フィギュア専門サイト「ゴールデンスケート」は、最近の大会を含め最も競争が激しく、おもしろい大会になるとした上で、キム・ヨナを有力な優勝候補に挙げた。
 一方、浅田真央については、今月初めに行われたジャパンオープンで3度も3回転ジャンプに失敗しただけではなく、ジャンプも満足のいくものではなかったと評価した。フリーで2度あるトリプルアクセルの完成がGP第1戦を控えた浅田の悩みとなっている。

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