キムは前大会の第5戦スケートアメリカを振り返り、コンディションが良くなかった上に点数に対する負担もあり、緊張感をどう調整するかが重要だということを感じたと述べた。その上で、「一度経験したため、今回はうまくできるだろうと考えている」とした。今回は長い移動時間や時差などの問題もあるが、飛行機ではぐっすり眠ったと、いつもの明るい笑顔を見せた。
東京は、2007年の世界選手権で韓国人初の3位入賞を果たした良い思い出の地。しかしキムは、どの大会でも常に同じ気持ちで競技に臨むよう心がけているという。
第5戦では3回転フリップで転倒、3回転ルッツがダウングレードされるなど、不安な姿を見せた。これについては、「常に同じコンディションを維持するのは難しい。ジャンプはうまくいく日もあればだめな日もあるので、あまり気にしない」と答えた。今大会の準備としては、スピンに神経を遣う一方、左足のスケート靴を新しいものに変えた。
ファイナルは、2010年バンクーバー五輪を控え、最後の点検の場にもなる。キムも、オリンピックまでどれほど残っているか、常に気にしてきたと話す。最後の大会となるだけに、成果を出したい考えだ。
今大会の目標を尋ねられると、笑いながら、前大会では200点超えという目標を達成できなかったと言及した後、「点数より自分の演技に集中するのが大切だと思う。今回はミスなくきれいに競技を終えることが目標」と答えた。
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