ウン・ジウォン=(聯合ニュース)
ウン・ジウォン=(聯合ニュース)
アイドルダンスグループ<Sechs Kies(ジェクスキス)>のメンバーだったウン・ジウォンは2000年のチーム解散後にソロデビューし、ダンスからヒップホップにジャンルを移した。
 
4枚目アルバムまではヒップホップで勝負していたが、10日に発表した5枚目アルバム『プラトニック(Platonic)』のタイトル曲としてエレクトロニックヒップホップのダンス曲『サイレン(Siren)』を選んだ理由を、ウン・ジウォンは「アイドルダンス歌手出身の最後のプライド」だと説明した。所属事務所の反対にもかかわらず、彼がタイトル曲にこだわった曲だ。
 
「ソロデビュー初期に、<ドランクンタイガー>などヒップホップクルーのムーブメントメンバーと作業し、ヒップホップの世界にはまりました。今回、ダンス曲で活動するのは元アイドルダンス歌手としての最後のプライドです。もうヒップホップに慣れ、今のアイドル歌手のように踊る自信もありませんが、これ以上遅らせたら永遠にできなくなると思いました」

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5枚目アルバムには、非常に親しいヒップホッププロデューサーのキープルーツが参加し、全体のベースはヒップホップだが、ウン・ジウォンは常に追い求める音楽スタイルにまで領域を拡大した。1980年代のポップを連想させる『プラトニック』、ユーロサウンドの『アウト・オブ・コントロール』、マイアミスタイルのオールドヒップホップ曲『160』などが収録されている。ヒット曲『デンジャラス』のウィンターバージョンと『アディオス』のラテンジャズバージョンもボーナストラックとして収録した。
 
アルバム収録曲は、すべて「愛」をテーマにしている。『プラトニック』は精神的な愛より純粋な愛を意味する言葉だという。『サイレン』は友だちの彼女に揺れ動く気持ちを、『エブリシング』は変わらず彼女を愛するとの告白を歌っている。
 
ウン・ジウォンはレコーディング室で収録作業をするときが最も幸せだと話した。ステージで歌うのは負担だという。「レコーディング室では徹夜で作業をしても疲れませんが、ステージは評価されているようで好きではありません。バラエティー番組に出演しているのでカメラ恐怖症ではありません。コンサートはわたしのアルバムを気に入ってくれた方が来るのでもっとやりたいですし」
 
歌手としてのプライドは高いが、空白期間にはバラエティー番組<1泊2日>の「ウン・チョディン(小学生)」と呼ばれ、芸人のイメージが強かった。彼は、<1泊2日>はシナリオのない100%リアリティー番組のため実際の姿がそのまま映し出され、番組の自分よりステージで格好つけている自分のほうが偽りかもしれないと思うほどだと語った。
 
2年半ほど出演したが、「こんなに苦労したことはなかった」というくらい大変だった。だが、かけがえのない仲間を得た。カン・ホドンは人生全般についてアドバイスしてくれる兄貴、MCモンは後輩の面倒を見られないウン・ジウォンが唯一、すべてをやってあげたい弟だと表現した。
 
<1泊2日>のロケ地の中で、彼女と行きたい場所や食べたい料理も挙げてくれた。「韓屋が印象的だった海南の村も記憶に残っていますが、最高だったのは巨済島でした。ソウルの家を処分し、引っ越したい衝突に駆られたほどです。羅州のコムタン(牛骨スープ)、潭陽のトッカルビ(韓国風ハンバーグ)もおいしかったです」
 
2歳年上の彼女に対しては強い信頼を示した。彼女とはハワイにいたころ同じ店でアルバイトをし、高校時代の初恋相手でもある。偶然のきっかけから再会して9か月が経った。「友達のようだが時として母親のように思える」といい、結婚よりも早く子どもがほしいと明かした。
 
恋人が公開されても芸能人として困ることはないが、彼には家系が付きまとう。ウン・ジウォンは故朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の姉の孫で、朴槿恵(パク・クネ)元ハンナラ党代表とは親類に当たる。10月に行われた故元大統領の逝去30周忌追悼式に出席した写真がインターネットで話題となった。ウン・ジウォンは、毎年追悼式に出席していたが<1泊2日>で顔が知られ話題になったようだとしながら、政治はわからないし、家系をアピールしたい気持ちもないと話した。


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