来月2日からKBS第1で放送される時代劇『名家』の制作発表会が23日、ソウル市内で開かれた。

チャ・インピョ の最新ニュースまとめ

 ドラマは、朝鮮時代の名家として知られる慶州崔氏一家の物語を描く。主人公のチェ・グクソンを演じるチャ・インピョは、正当性と道徳性のせいで金持ちは信望を失うが、そうした点でこのドラマが示唆するところが大きいのではないかと語った。

 演じるチェ・グクソンは「脚本を読んだとき、両班(朝鮮時代の貴族階級)であるにもかかわらず平民の服装で汗を流す姿が印象的だった」という。尊敬される金持ちとはこういう姿でなければならないと思ったと話した。

 『名家』という題名と「ノブレス・オブリージュ(高貴な義務)」というテーマを結びつけるのは個人的に反対するとし、「金や権力があるから名家でありノブレス・オブリージュを実行できるとはいえない。収入を社会に還元し、困っている人を助けることは、誰もが実戦すべきだ」と述べた。

 チャ・インピョにとって、時代劇出演は今回が初めて。2001年に中国ドラマ『四大名捕』に出演しているが、扮装(ふんそう)などで苦労したため、その後は時代劇出演を断っていた。そうした点を気にかけていたところ、ちょうどオファーがきたため、出演を決心した。

 チェ・グクソンのライバル、キム・ウォンイルを演じるキム・ソンミンも、時代劇は初めて。小さいころから時代劇を見てはせりふをまねていたというだけあり、同作品への出演を決意したのも、時代劇という点が決め手となった。また、あこがれていた先輩らとの共演も実現し、喜びを隠せないようすだった。

 最近はKBS第2のバラエティー番組<ハッピーサンデー>のコーナー<男の資格>のレギュラーとしても人気を集めているキム・ソンミンだが、バラエティー番組とドラマのイメージにギャップがあり心配ではないかと尋ねられると、そのような点は悩んでいないと答えた。今後の抱負については、「映画『友よ~チング~』のチャン・ドンゴンのようにかっこいい役を演じたい。焦らず自分の願いを膨らませれば、かなえられると思っている」と語った。