物価上昇率は、昨年1月が3.7%、2月が4.1%、3月が3.9%、4月が3.6%と3~4%台を行き来していたが、5月は2.7%と2%台に鈍化した。その後は6月が2.0%、7月が1.6%、8月と9月がそれぞれ2.2%、10月が2.0%、11月が2.4%、12月が2.8%と、比較的安定をみせた。
一方、1月の消費者物価は前月比では0.4%上昇した。前月比の上昇率は昨年1月が0.1%、2月と3月がそれぞれ0.7%、4月が0.3%、5月が0.0%、6月がマイナス0.1%、7月と8月がそれぞれ0.4%、9月が0.1%、10月がマイナス0.3%、11月が0.2%、12月が0.4%と推移している。
食料品などの生活物価指数は前年同月比3.8%、前月比では0.6%、それぞれ上昇した。魚や青果などで構成する生鮮食品指数は前年同月比5.2%、前月比5.5%の高い上昇率をみせた。農産物と石油類を除いた指数は前年同月比2.1%、前月比0.1%の上昇。
前年同月比の上昇率を部門別に見ると、石油類上昇の影響で工業製品が5.4%上がった。サービス部門は2.0%上昇し、このうち公共サービスが1.9%、個人サービスが2.2%、家賃が1.2%、それぞれ上がった。
品目別では、農畜水産物のうち国産牛肉(20.8%)、ジャガイモ(59.0%)、タチウオ(34.4%)の上昇率が高かった一方、コメ(マイナス9.4%)、ミカン(マイナス19.2%)、タマネギ(マイナス25.5%)は大きく下落した。工業製品では、ガソリン(23.4%)、軽油(12.3%)、金の指輪(13.0%)、灯油(14.5%)、自動車用LPG(12.9%)などの上昇率が高かった。
公共サービスでは、都市ガス料金(7.5%)、タクシー料金(12.1%)が上昇、個人サービスでは幼稚園納入金(5.4%)、外食のサムギョプサル(豚バラ肉料理)(5.8%)、補習学習塾費(5.6%)が上がった。一方、団体旅行費(マイナス12.0%)は大きく下落した。家賃は伝貰(保証金を一括で納める住宅賃貸方式)が1.3%、月払いが1.1%、それぞれ上昇した。
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