【バンクーバー8日聯合ニュース】すでに完売したバンクーバー冬季五輪フィギュアスケート女子の入場券の値段が、ネットオークションなどで高騰している。
 フィギュアスケート女子の入場券は、ショートプログラム(SP)がA席420ドル(約3万7500円)~D席50ドル、フリーがA席450ドル~C席150ドルだが、一般販売開始後すぐに売り切れ、インターネット上での売買が横行している。同種目の優勝者が決まるフリーの入場券は、最高で11倍に跳ね上がった。
 カナダのオークションサイト、イーベイに出品されている入場券は、SPのA席が1736ドル、フリーA席が3360ドルまで値を上げた。SPは約4.2倍、フリーは7.5倍の価格になっている。フリーB席も5.4倍の1344ドルで取引され、バンクーバー市内のある食堂にはフリー入場券を11倍の5000カナダドルで売るとの広告も登場した。
 入場券の転売に乗り出したのは個人だけではない。バンクーバーのある旅行会社はフリーA席と閉幕式B席の入場券セットを2600カナダドル、フリーB席と閉幕式B席のセットを2100カナダドルで売り出し、ネットオークションより安い値段でフィギュアファンを誘惑している。
 特に、キム・ヨナが出場する24日(SP)と26日(フリー)の競技まではまだ2週間ほどあるため、入場券はさらに値上がりすると予想される。

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