キムは2日に帰国し、2日間の短い国内滞在を終え3日には練習先のカナダ・トロントに戻る。3月22日から28日までイタリア・トリノで開かれる2010世界選手権大会で2連覇を狙うためだ。
キムは今回の冬季五輪で世界最高得点(228.56点)で優勝し、「フィギュアクイーン」のポジションを固めた。グランプリファイナル、4大陸選手権、世界選手権大会に続き、「フィギュアグランドスラム」を達成し、ともすればモチベーションが弱まりかねないとの指摘もあった。しかし、キムは世界選手権大会2連覇という新たな目標を立て、五輪で優勝した勢いで、もうひとつの「韓国人初」記録を打ち立てる覚悟だ。
キムは世界選手権大会終了後の30日に帰国し、久しぶりの休息を楽しむ。しかし、「フィギュアクイーン」に与えられる休息の時間はそれほど長くない。4月16日から3日間、ソウル・蚕室体操競技場で予定されている「2010フェスタ・オン・アイス」に出場するほか、五輪準備で先送りしていたスポンサー企業の広告撮影も待ち構えている。そのため、本当の休息は4月のアイスショー以降になる予定で、今後の進路もそれから考えるようだ。
一方、キムは2日に仁川国際空港で他の選手らと記者会見し、「歓迎と祝いの言葉に感謝する。皆さんの応援のおかげでよい結果が出せたと思う」と述べた。また、五輪で満足な競技をしたため世界選手権大会は心配やプレッシャーなく挑みたいとし、「いつにも増して気持ちが楽」と自信をのぞかせた。
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