パク・シフ=(聯合ニュース)
パク・シフ=(聯合ニュース)
一目ぼれしたキャラクターが、演じれば演じるほど好きになる。現在、SBSドラマ『検事プリンセス』に出演中の俳優パク・シフは、そう言って笑った。自分の役柄を自慢するようで照れ臭そうな反面、喜びは隠そうとしても隠しきれないようだ。ここ3日間で1時間寝たかどうかという忙しさだが、撮影が楽しく、疲れも感じないという。

パク・シフ の最新ニュースまとめ

 水曜・木曜連続放送のドラマ枠は、各局の視聴率競争がし烈だ。『検事プリンセス』は9~10%と低調なほうだが、体感人気はその数倍以上。パク・シフ演じる弁護士ソ・インウのため胸を痛める視聴者が多く、そうしたソ・インウファンを示す造語まで生まれた。
 「インウは本当にかっこいい男です。何ひとつ欠けたところがないんですから、視聴者が好きにならないはずがない。とにかくキャラクターが良いので、最近、若いファンがぐっと増えました(笑)。10代、20代のファンが突然増えた気がします。きょうもファンの皆さんが、撮影チームのために夕食を準備してくれました。本当に感謝しています」。

 秘密を抱えたインウを演じることで、パク・シフもさまざまな姿を見せている。1つの作品で千変万化の演技を見せるという、役者としてすばらしい機会に恵まれた。ふてぶてしい態度、カリスマ性のある姿、スーパーマンのようなところ、足長おじさんのような面と、どんどんキャラが変わるので演じることそのものが楽しいと話す。

 ファッション面でも、これまでにない思い切った選択をした。「自由な魂を持つ男なので、思い切りファッショナブルにしている」という。これまでの作品ではシンプルなスーツ姿が多かったが、今回は日ごろ着ることもなかったさまざまな衣装に身を包んでいる。

 幼くして両親を失い米国に養子に出されたインウは、弁護士となり、父親の汚名をそそぐため韓国に戻り、検事のマ・ヘリ(キム・ソヨン)に意図的に接近する。しかし、天真らんまんで純粋なヘリを愛するようになり、深い葛藤(かっとう)に陥った状態だ。脚本が撮影直前に仕上がるため、役者も今後の展開が読めない。「これからインウがどうするのかが、自分でも楽しみ。脚本がぎりぎりでも完成度があるので演じる上で問題はありません。それより、内容が興味津々すぎて、演じるほうも続きが気になって(笑)」。

 同世代の役者より遅く、20代後半になり名前が知られるようになったパク・シフ。しかし、速い速度で成長中だ。
 「作品運、脚本家運に恵まれたんだと思います。キム・ソヨンさんのように、相手役運も良いですし。ソヨンさんは演技のベテランだし、一緒にいるととてもリラックスできて、遊びながら演技をしている気分。本当に最高のパートナーです。ドラマが終わっても、しばらくの間は視聴者の皆さんと同じように、ソ・インウが恋しいと思います」。


Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0