企画財政部は15日、クロアチアで14、15両日に開催されたEBRD第19回年次総会で、韓国が次期総会議長国に決まったと明らかにした。韓国は2011年5月にカザフスタンで開かれる次回総会を主宰し、1年間、総会を代表する立場となる。
欧州以外の国が議長国になるのは韓国が初めてで、今回の総会に出席した李庸傑(イ・ヨンゴル)第2次官は「象徴的意味がある」と評価した。主要20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の開催後も、国際金融社会の中心的役割を維持するモメンタムになるだろうと見通した。
李次官は、この総会で基調演説を行った。財政健全性の確保とグローバル金融安定網の構築など対応態勢を構築する重要性を主張するとともに、開発途上国の安定成長と国際金融システムの安定に向け、これらをリードしていくとする韓国の立場を示した。また、韓国の経済発展経験やグリーン成長ノウハウを加盟国と共有し、信託基金などを通じ積極的に支援する意向を伝えた。
このほか、クロアチアのシュケル財務相と会談し空港・港湾近代化事業、インフラなどへの韓国企業の進出問題を話し合ったほか、EBRDのミロー総裁とは、信託基金拠出(ことし予算55億ウォン、約4億5000万円)に向けた協定文を締結した。
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