【ソウル28日聯合ニュース】統一地方選挙投開票を来月2日に控え、与党は「安定論」、野党は現政権に対する「審判論」を掲げ、それぞれ劣勢を強いられている地域に党幹部を総動員し、逆転を狙う激しい選挙戦を展開している。
 与党ハンナラ党は28日、混戦の様相を強める慶尚南道をはじめ京畿道、蔚山市に党幹部の遊説を集中した。野党4党はソウル市内で各党代表と首都圏広域団体首長選の候補者らが共同記者会見を行った後、仁川市、忠清南道・北道で票獲得に尽力している。与野党ともに今週末が形勢を左右する最大の峠になるとみて、29、30日の両日に最大激戦地・首都圏を中心に、組織を挙げて選挙ムードを盛り上げる方針だ。
 特に、28日午後には李明博(イ・ミョンバク)大統領と中国の温家宝首相との会談、29、30日には韓中日首脳会議が行われる。北朝鮮の魚雷攻撃で沈没した海軍哨戒艦「天安」事件を受けた対北朝鮮制裁が議論される見込みで、選挙にどう影響するかが注目される。
 広域団体首長選は、各種世論調査の結果、ハンナラ党が8~9、民主党が3、自由先進党が1、無所属が1都市で優位とみられる。忠清南道、慶尚南道、済州道は先が読めない厳しい勝負となっている。
 東亜日報とコリアリサーチが24~26日に行った世論調査では、ソウル市長選の場合、ハンナラ党公認で現職の呉世勲(オ・セフン)候補が、野党陣営の一本化に成功した民主党の韓明淑(ハン・ミョンスク)候補を20.8ポイント差でリードしている。仁川市長選はハンナラ党公認の安商守(アン・サンス)候補が民主党公認の宋永吉(ソン・ヨンギル)候補を10.8ポイント差で、京畿道知事選はハンナラ党公認で現職の金文洙(キム・ムンス)候補が野党一本化の柳時敏(ユ・シミン)候補を17ポイント差でリードしている。
 ハンギョレ新聞と世論調査機関のザ・ピープルが25~26日に実施した調査では、ハンナラ党がソウル市長選で18ポイント、仁川市長選で7.8ポイント、京畿道知事選で13.9ポイント、リードしている。
 無所属候補が競合する済州道知事選は、ハンギョレ新聞の調査では無所属の玄明官(ヒョン・ミョングァン)候補が39.4%、無所属の禹瑾敏(ウ・グンミン)候補が34.6%、東亜日報の調査ではそれぞれ32.5%と31.4%の支持率となっている。
 ハンナラ党幹部は28日の遊説で、堅固な安保のなかでの経済先進化と地方発展の実現には、大胆な公約を中央政府と協力し進める力のある与党候補の当選が必要だと、支持を求めた。
 一方、野党4党は記者会見で、哨戒艦沈没事件への与党の対応が、むしろ戦

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