前年同月比の消費者物価上昇率は、1月に3.1%で9か月ぶりの3%台を記録したが、2月2.7%、3月2.3%、4月2.6%と、4か月間2%台を維持し、安定を示している。
食料品など生活物価指数は、前年同月比3.0%上昇した。前月比では0.2%の下落。生鮮・青果など新鮮食品指数は、前年同月比で9.9%の上昇、前月比で3.2%の下落だった。農産物・石油類を除いた指数は、それぞれ1.6%と0.3%上昇した。
部門別の前年同月比上昇率は、工業製品が3.8%、サービスが1.9%。物価上昇への寄与度は、サービスが1.13ポイント、工業製品が1.17ポイント、農畜水産物が0.38ポイントとなっている。
品目別にみると、農畜水産物ではネギ(78.2%)、ダイコン(55.1%)、マクワウリ(42.7%)の上昇率が高かった一方、サバ(マイナス13.0%)、ジャガイモ(マイナス11.9%)、豚肉(マイナス8.9%)はマイナスを記録した。
工業製品は自動車用液化石油ガス(LPG)(19.3%)、金の指輪(17.2%)、灯油(16.1%)、軽油(14.9%)などが高く、コンピューター本体(マイナス23.0%)、テレビ受像機(マイナス20.7%)などが大幅マイナスとなった。
サービス部門は、公共サービスのタクシー料金(7.8%)、都市ガス(5.4%)が上昇、移動電話通話料金(マイナス1.5%)は下落。個人サービスは幼稚園納入金(6.0%)、大学入試予備校授業料(4.9%)、共同住宅監理費(2.8%)などが上がった。
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