韓国代表は11日、初戦の地となるスタジアムで最後の練習を行った。メインフォーメーション「4-4-2」での戦術練習で、ギリシャ戦先発出場が予想される11人が固まった。
許丁茂(ホ・ジョンム)監督は、GKに鄭成龍(チョン・ソンリョン)を起用。これまで韓国代表の守護神は通算4回のW杯出場経験がある李雲在(イ・ウンジェ)が務めてきたが、許監督はギリシャ選手の体格などを考慮し、瞬発力と空中戦での能力に秀でた鄭成龍の起用に傾いているようだ。鄭成龍は身長190センチで李雲在より8センチ高く、体格的にギリシャとの対戦に適していると評価されていた。
最前方2トップは、朴主永(パク・チュヨン)と廉基勲(ヨム・ギフン)、左右MFは朴智星(パク・チソン)、李青龍(イ・チョンヨン)、中央MFは金正友(キム・ジョンウ)と奇誠庸(キ・ソンヨン)を配置した。守備陣は、左右フルバックが李栄杓(イ・ヨンピョ)と車ドゥリ(チャ・ドゥリ)、中央では趙容亨(チョ・ヨンヒョン)と李正秀(イ・ジョンス)が呼吸を合わせた。
韓国代表主将の朴智星は、練習後の記者会見で「ただ明日どう勝つか、今はそれだけを考えている」と闘志を燃やした。選手らのコンディションについては、「最上の競技力を見せることができる状態」だと伝えた。ベスト16入りを果たした2002年韓日大会での顔ぶれに比べ、欧州での経験が増えているのが長所だとし、そうした選手らには強豪を相手に萎縮することのない、強いマインドがあると力強く語った。
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同じB組の強豪アルゼンチンがベスト16入りを予約した状況で、韓国はギリシャ戦を逃せば、1次リーグ脱落の火が足元に付くことになる。許監督は10日の練習後、結果は誰にもわからないとしながらも「ピッチで良い試合をすれば、望みは得られるだろう」と述べ、初のアウェー大会ベスト16入りに自信感を示した。
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