李正秀の先制ゴール=12日、ポート・エリザベス(聯合ニュース)
李正秀の先制ゴール=12日、ポート・エリザベス(聯合ニュース)
【ポート・エリザベス12日聯合ニュース】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会第2日の12日、韓国はB組1次リーグ初戦をギリシャと対戦し、李正秀(イ・ジョンス)の先制点、朴智星(パク・チソン)の2点目追加で、2-0で勝利した。
 早々に勝ち点3を手にした韓国は、初の国外開催大会での決勝トーナメント進出に向けた第一歩を快調に踏み出した。
 試合はポート・エリザベスのネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムで行われ、許丁茂(ホ・ジョンム)監督は予想通り、FW朴主永(パク・チュヨン)と廉基勲(ヨム・ギフン)を最前方2トップに起用し、ギリシャゴールを攻めた。「4-4-2」のフォーメーションで、左右MFは主将・朴智星と李青龍(イ・チョンヨン)、中央MFは金正友(キム・ジョンウ)と奇誠庸(キ・ソンヨン)が呼吸を合わせた。DF陣は左から李栄杓(イ・ヨンピョ)、李正秀(イ・ジョンス)、趙容亨(チョ・ヨンヒョン)、車ドゥリ(チャ・ドゥリ)と並び、守護神GKは李雲在(イ・ウンジェ)に代わり、空中戦に強い鄭成龍(チョン・ソンリョン)。
 韓国は前半3分にギリシャにゴールのチャンスを与えるが、これは右上に外れた。危機を乗り越えた後は機動力を発揮し、前半7分、奇誠庸がゴール前に運んだボールを李正秀がシュート、先制ゴールを決めた。ギリシャに反撃を許さずそのまま折り返し、後半8分、朴智星がドリブルで2人をかわし2点目を追加した。
 後半29分、許監督は奇誠庸に代わりベテランMF金南一(キム・ナムイル)を投入、守備を強化。2点リードに力を得た鄭成龍も、後半35分、ゲカスのシュートを好セーブし、これに応えた。勝利を確信した許監督は後半41分、朴主永に代わり新鋭FW李昇烈(イ・スンリョル)を投入し攻撃に活気を加え、そのまま優勢を守りきり、ギリシャを下した。
 7回連続8度目のW杯出場を果たした韓国は、1954年のスイス大会以来初めて、韓国人監督の下での初勝利を収めた。韓国は17日(韓国時間同)にアルゼンチン、22日(韓国時間23日)にナイジェリアと対戦する。

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