会見する許丁茂監督=2日、ソウル(聯合ニュース)
会見する許丁茂監督=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル2日聯合ニュース】サッカー韓国代表の許丁茂(ホ・ジョンム)監督が、2年半にわたり指揮を執っていた代表監督から退く意向を明らかにした。
 許監督は2日に記者会見し、「大韓サッカー協会の後任監督選びに負担を与えないよう、早めに決心した。当面は再充電の時間を持ちながら勉強する考えだ」とし、再契約を望まない意向を明らかにした。
 2007年12月、それまで外国人が歴任していた代表チーム監督に就任した許監督は、サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、韓国を国外開催大会初の決勝トーナメント進出に導いた。今W杯大会を最後に契約期間が満了したが、サッカー協会からは再任のオファーを受けていた。

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 趙重衍(チョ・ジュンヨン)協会会長は、「経験のある国内指導者が長く代表チームを率いる時期がきた」と、許監督の留任を望む発言をしていた。
 許監督が苦心の末に再契約しない方針を固めた背景には、この間大きなストレスを受けた家族の反対があったようだ。許監督は会見で、在任中に韓国が国外W杯初の決勝トーナメント進出を達成でき幸いだとし、当面は再充電を図りながら、これまで大変な思いをした家族と過ごしたいと述べた。
 また、韓国サッカーは体力、精神、組織力では負けていないが、技術力が最も不足していると指摘し、ボールタッチ、パス能力、瞬間的な状況判断能力、鋭いプレーなどは基礎から身につけていくべきだとアドバイスした。
 許監督の退任を受け、サッカー協会は7日から後任選びに入る。新監督には、代表チームの鄭海成(チョン・ヘソン)首席コーチ、サッカー五輪代表チームの洪明補(ホン・ミョンボ)監督らの名前が挙がっている。



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