チ・ジニ主演『パラレルライフ』今月24日に日本公開！

100年の時を経て生まれ、上院議員から大統領に就任。最後は悲劇的な暗殺によって人生の幕を閉じたエイブラハム・リンカーンとジョン・F・ケネディ。彼らのように、まったく違う時代に生きる2人の人間が同じ運命をくり返す、“パラレルライフ”をテーマとした韓国映画『パラレルライフ』（原題:平行理論）。

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監督は、韓国映画アカデミー在学中に手がけた短編『かくれんぼ』が＜ベネチア国際映画祭＞のコンペティション部門に出品されるなど、早くからその才能が注目されていたクォン・ホヨン。長編は本作が2本目だが、同じく若手の撮影監督イ・ジョンヨルとコンビを組み緊張感に満ちた演出力を発揮。最後まで見るものを引きつける。編集を担当したのは、ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』やナ・ホンジン監督の『チェイサー』を手がけたキム・ソンミン。また、『スパイダーマン3』や『ゴースト・ライダー』といったハリウッド大作に参加し、韓国映画は初めてとなるナム・スジンが音楽監督を務めている。
　
主人公のキム・ソクヒョンを演じているのはドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』でおなじみのチ・ジニ。温かな笑顔が魅力的な俳優だが映画では『ス　SOO』や『なつかしの庭』（共に07年）といった作品でタフな一面も見せてきた。本作では理性的な裁判官が予想もしなかった運命に翻弄され変貌していく姿をリアルに演じている。そんなソクヒョンをライバル視する検事イ・ガンソン役は『Mr.ソクラテス』（05年）や『ミスにんじん』（08年）など、男性的な役柄からコミカルな役柄まで演じ分けてきたイ・ジョンヒョク。敵か見方か最後までわからない姿が不気味だ。さらに、『チェイサー』で演じた連続殺人犯役で韓国を代表する俳優の仲間入りを果たしたハ・ジョンウが、親しい先輩で兄のような存在であるチ・ジニの勧めを受けて容疑者チャン・スヨン役で出演。怪しいルックスの影のある男に扮し、存在感を見せている。

映画『パラレルライフ』は、7月24日（土）、シネマスクエアとうきゅう他全国公開。