ことし3月の世界選手権で、競技を終え言葉を交わす金妍兒(右)とオーサーコーチ=(聯合ニュース)
ことし3月の世界選手権で、競技を終え言葉を交わす金妍兒(右)とオーサーコーチ=(聯合ニュース)
【ソウル24日聯合ニュース】フィギュアスケートの金妍兒(キム・ヨナ)が、バンクーバー冬季五輪金メダルの喜びをともにしたブライアン・オーサーコーチと決別した。
 金のマネジメントを担当するオール・ザット・スポーツは24日、前日にオーサーコーチから、金のコーチを退く旨を伝えられたと明らかにした。オーサーコーチとは5月から、他の選手のコーチオファー説で関係がこじれ、そのため金は6月から実質的に一人でトレーニングを行っていたと伝えた。金妍兒側は今月初め、オーサーコーチに「空白期」を置くことを提案し、オーサー氏はこれに同意したという。
 金はオール・ザット・スポーツを通じ、「五輪金メダルという大きな目標を成し遂げるのに力添えしてくれたオーサーコーチに感謝の言葉を伝えたい。今後も立派な選手を多く育て、良い結果を出してくれるよう祈っている」とコメントした。金は現在、カナダ・トロントに滞在中で、今後のトレーニング計画やコーチ問題は時間をかけて検討する考えだ。
 現役時代、「ミスタートリプルアクセル」と呼ばれ、男子シングルスケートの最強者として活躍していたオーサーコーチは、2006~2007年シーズンから金を指導した。金の強みを引き出し、グランプリファイナル2連覇(2006年、2007年)、グランプリシリーズ6大会連続優勝、四大陸選手権大会優勝(2009年)、世界選手権大会(2009年)、バンクーバー冬季五輪優勝という見事な成果を残した。

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