【ソウル13日聯合ニュース】日本の歌手が韓国の地上波テレビに出演し日本語で歌う姿が、初めて生中継された。

 放送業界が12日に伝えたところによると、日本の女性アイドルグループ、SKE48が10日夜に行われた「2010ソウルドラマアワード」授賞式に出演し、「強き者よ」「青空片想い」の2曲を日本語で歌った。このようすはMBCで生中継された。

 韓国の地上波テレビで日本語の歌を放送することを、政府は2004年1月の日本大衆文化第4次開放で許可したが、放送局側が国民情緒に配慮し、録画放送だけに限ってきた。また、日本で活動する韓国歌手が韓国のバラエティー番組に出演した際、日本での活動曲の一部を披露することはあったが、全曲をショー番組で放送したケースもこれまでにはなかった。

 この授賞式は、KBS、MBC、SBSの地上波3局が会員となっている韓国放送協会が主催した。前例のないケースだけに、制作陣は放送通信審議委員会に有権解釈を依頼するなど、慎重を期した上でこの放送を決定した。

 MBC審議室関係者は、「授賞式のような特別な公演で日本からの招待歌手が歌うことに特に問題はないとみていたが、万一に備え依頼をしたもので、問題なしとの回答を受けた」と話している。

Copyright 2010(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0